TL;DR
憧れはあるが、実際問題として特定の領域だけの仕事をするのはなかなか難しい。
多くの人はある程度幅を持たせて仕事することになると思うけど、キャッチアップし続けるのも簡単ではないよね。
久しぶりにネイティブiOSアプリ開発に関する本を読んだ
先日、久しぶりにゆっくり休日過ごした。
その時にふと本屋の棚から手に取ったのがこの本。
この何年か、React Native、Flutterとクラスプラットフォームのツールを使ってきた。だから、Swiftを使ってのアプリ開発はしていない。もともとそんなに得意ではないけどもSwiftのこともういろいろ忘れてる。
この本は2020年にでた本ではあるけど、個人的にキャッチアップしておきたかった事柄がしっかりまとまっていたので助かった。具体的にはSwift Package Manager のことをまとまった情報として長らく知りたかったのだけど、この本がちょうどよかった。
意図したキャリアを歩むことの難しさ
昔から、特定の技術領域に詳しい、ていう人に憧れがあった。同じ人いるんじゃないかな。
そういった視点でキャリアの選択をしてきたわけではないけど、可能ならそうしたかったと今でも思う。
が、僕の性分として、その場その場で困ってそうな課題を解決することを優先してしまうので、なかなかそうはいかなかった。
僕の今の専門とする領域は、
- エンジニアリングマネージャー
- プロジェクトマネジメント
- モバイルアプリ開発
となるんかな。
キャリアとして、意図してこうなったわけではない。
元々はPHP使ってWebアプリ使っていた。
が、当時所属していた組織の方針転換に伴い、誰かがモバイルアプリのゲームを作る必要があって、僕が手を挙げて、今ではそれが仕事になった、という感じ。そこで手を挙げてなかったら今は引き続きバックエンドエンジニア、PHPエンジニアをしてたのかな。
今となっては特に自分のキャリアに不満はないけど、やっぱり悩んだことはあった。この先仕事できるんかな、というのと、新しいことを学ぶ体力の低下を懸念してのことだった。今思うとそういう不安なんだろな。
この不安については、僕の場合は博士課程を経て学位を取ることで払拭された。改めてソフトウェア開発について俯瞰して学ぶことができたことと、新しいことを学び続けることに対するポジティブな姿勢を再構築できたことによる。
まとめ
Javaが誰よりも得意、Kotlinが誰よりも得意、セキュリティ誰よりも詳しい、とか憧れるけど僕にはそういうキャリアを歩むことはできなかった。もちろんそういった方々の努力が相当であることはわかる。僕にはできなかった。
今も憧れはあるけど、まあ後悔はないし、ソフトウェア開発に詳しい人という軸足は残しつつ、僕ができる課題解決をしていこうと思ってる。新しい技術は勉強し続けないと。楽しみながら。