masayuki5160's diary

ソフトウェアエンジニアの雑多ブログ。

本屋大賞を受賞した本の聖地に実は住んでる

 

 

成瀬は天下を取りにいくが本屋大賞を受賞した。滋賀県にある膳所という街が舞台の本で、実は僕はこの街に住んでいる。まさかこんな形で住んでる街が注目されることになるとは思わなかった。嬉しい。膳所の駅も盛り上がっている。写真は膳所駅の様子。盛り上がってます。

 

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僕が膳所という街に住むことになったのは偶然で、結婚前に奥さんとたまたま行った旅行先のホテルが琵琶湖ビューの素敵なホテルで、それを見て琵琶湖が見える家に住みたい、と思ったことだった。それから、一緒に住む家を探していたのだけど、その時は実は奥さんは滋賀県、というか大津に住むことは反対していたので僕が当時住んでいた京都の桃山御陵前という付近にマンションを買う方向で探していた。ただ、いろいろあって縁がなく、そのマンション探しは頓挫した。いろいろあって、仲介してくれた営業さんが営業所の所長さんと一緒に謝罪してくれたくらいだ。でも、その営業の方がいい方だったので、奥さんとも話して場所を変えて大津でいくつかマンションを紹介してもらうことにして引き続き家探しをした。そこで出会ったのが今のマンションと膳所だった。奥さんもそれまで滋賀県に住むことに反対していたのに、マンションを見て、膳所を見て回ってここがいい、と賛成してくれた。すごいぞ膳所。

そんなことで膳所に住んでもう4年ほど経つのだが、成瀬は天下を取りにいくの著者はそんな僕らよりも膳所に長く住んでると思う。本を読んだ限りそう見えたんだけれどもたぶんそう。あと、膳所に住んでるからなおさらわかるのだけれど、膳所のことが大好きな人なんだなというのがわかる。成瀬は天下を取りにいくの普通の読者は成瀬のキャラクターや青春なストーリーに惹かれてるんだと思う。僕もそこは久しぶりにこういう世界を楽しめてよかった、でもさらに僕の場合は膳所の話ということで普通の倍以上楽しめた。こういう経験ははじめてだったんだけれど、ますます膳所が好きになった。著者の方、けっこうその辺歩いて営業してるみたいなのでぜひエンカウントしてお礼を言いたい。

僕の生まれと育ちは愛知県の一宮市という街。すぐ近くに岐阜市があって、名古屋へも電車で15分程度で行ける。名古屋のベッドタウンになると思う、そんなに悪くない場所だと思う。長く住んでいる人も多いし名古屋から通勤圏なことは大きい。ただし車は必須。僕はそんな一宮市で高校生まで住み、社会人になってからしばらくして一時期実家で充電期間があったんだけれど、長らく住んだ街だ。つまり、住み慣れた街なわけだけれど、不思議なことに特に思い入れはない。一方で膳所のことは好きで、できたら離れたくない。地元の友達がこの記事を読んだら白状なやつだと思うだろう。けど、思い入れがないんだから仕方ない、不思議だ。もちろん良い思い出もいっぱいあるんだけれど。その違いがなんなのかはわからないけど、膳所はいい街だ、ということが関係しているんだろう。今日も朝から娘と散歩してきた。天気が良くて気持ちがいい。

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膳所から世界へ、ていう本の中で出てくる名セリフがある。世界へ、てのはどうかわからないが少なくとも日本の中でもいい街の一つとしてもっと知られてもいいだろうなとけっこう本気で思ってる。膳所、おすすめ。成瀬は天下を取りにいく、もおすすめです。