TL;DR
近視は可能であれば避けたい。その予防策として現時点での最良な方法がまとまっていた。僕はもう手遅れだけど、娘にはひどい近視にならないよう、サポートしたい。まあ、レーシックすればいいんだけど。
近視になるのは防ぎたい
僕は小学3年のころからメガネをかけている。高校、大学生の頃はコンタクトレンズだったけど、仕事柄目の疲れがひどいので、コンタクトレンズはやめてメガネにした。ドライアイなことも関係しているかもだけど。
まあ、メガネは嫌いではないし、最近はメガネはおしゃれ、みたいな風潮もあるから僕個人は気にはしていない。この先もレーシックなどは受けずにメガネで生活していく。
でも、娘はできるだけ近視にならないようサポートしてあげたいなと考えていた。それで見つけたのがこの本。
結論から先に言うと、本書を読めてよかった。欲を言えば僕が小学生の頃に読みたかった、ということがある。が、まあ仕方ない。
読んでいてなるほどと驚いたことが、意外にも近視となる原因がわかっていないこと。
今のところ、近視のエビデンスとして確立されているのは、小学生から高校生までの間にもっとも急激に近視が進行するということ。また、両親ともに近視の人は近視になりやすいことが分かっていますが、双子の研究から、遺伝は近視のなりやすさを決める要因の 5割にしかなりえないということも分かっています。
そして、本書の核心とも言うべきテーマである外で遊ぶことの重要性。
そんな中、すべての研究者が近視の要因として唯一認めているのが「屋外で遊ぶ時間」の影響です。この説が言われ始めたのは 10年くらい前のことですが、勉強や読書などよりも明確に近視との相関が認められています。
話としてはわかるものの、科学的になぜ、という店はわかっていなかったとのこと。詳細は割愛するが、現代社会で失われている特定の波長の光がこれに関係しているとのこと。なるほどだった。
詳しくはこれから本書の中でじっくりご紹介していきますが、現代社会で失われていた「ある特定の波長の光」が影響していることを見つけました。とはいえ、まだ、私たちの発見は「絶対」であると断言できる段階ではありません。
まだまだ科学的に実験は必要、と主張されているが、データはしっかり揃ってきているようだし、なにより外で遊ぶ、すなわち特定の光の波長を一定浴びることが重要そうである、ということが知れただけで助かる。メガネをかけはじめたころに、外で遊ぶときはメガネを外すことで、メガネが防いでしまうその特定の波長の光は取り入れるようにしたほうがいい、という話などだけでも試すに値すると感じた。娘がメガネをかけはじめたらアドバイスしようと思った。まあ、メガネかけはじめのときは恥ずかしくてメガネあんまりしたくないはずだしちょうどいいだろう。
以上、とても参考になる本でした。奥さんにも内容は共有して、我が家はこの本を参考に近視を予防するトライをいつかしようと思います。終わり。