masayuki5160's diary

ソフトウェアエンジニアの雑多ブログ

事業とその資金繰り━タピオカ屋はどこへいったのか?

TL;DR

著者のYouTubeみてる方にも、そうでない方にもお勧めできる読みやすい本でした。

事業とその資金繰り

 

YouTubeでよく見ていたので、せっかくだし読もうと思って読んだ。YouTubeでの内容とはまた違うが著者の仕事に対する姿勢や考え方は書籍でも一貫しており本は本でとても良かった。ちなみにYouTubeは以下。

www.youtube.com

 

仕事柄、資金繰りのようなこととは縁がない。必要なシステムが何か、そしてそれをどう作るか、運用していくか、みたいなところは専門だけど、それ以外のことはなかなか縁遠い。

まあ仕方ないんだが、そうと言ってられない、というか理屈だけでも理解はしておきたい。同じように感じている方も多いのでは?

 

そんなわけでときおり会社のお金に関することは勉強をするようにしてる。といっても気になった本を読む程度だが。

本書についてはそういった学びは期待してなかったんだが、事業と資金繰りという話題はいくつもあり勉強になった。とはいえたぶんこの先は自分で経験してみないとわからないだろうな、と思う。そういう仕事を担当するようキャリア変えるなり、自分で事業するか、でないとわからないだろうな。

 

もちろん資金繰りの話ばかりではなく、というかそこが主題ではなく、身近なところからビジネスのヒントを得ることの重要さを本書では扱っている。

本書で紹介した事例は、天才経営者がゼロイチで生み出したビジネスではなく、既存の事業を工夫と改善によって進化させたり生まれ変わらせたりしたものばかりです。儲かる事業をつくるヒントはじつは身近なところにあります。成功する経営者は、人や金の動きを観察し、需要、時代、テクノロジーなどの変化を感じながらイノベーションの機会を探しているのです。

引用:タピオカ屋はどこへいったのか? 商売の始め方と儲け方がわかるビジネスのカラクリ

本書の中ではそういった事例がいくつも紹介されている。

 

もう一つ、これは個人的に読んで記憶に残ったことがあった。それは想定外に著者がこれまで苦労されてきた話。まあそりゃそうでしょ、と思う方いるかもですが、YouTubeを見てるともっとこうずっと成功して積み重ねがあって今があるんかなと思ってたらそうではない。著者個人の生い立ちは興味深かった。

 

以上、読みやすくて勉強になる良い本でした、おすすめです。終わり。