読みました。 最近、本屋にいくと地政学の本がよく並んでますよね、この本も題名通り、地政学の本で読み進めやすいのでおすすめです。
中学、高校で勉強してきたからといっても正直ニュースがよくわからない
社会人になると、新聞読め、とよく言われると思います。 言われるがままになんとなしにニュースを追っかけることはできますが、読めば読むほど、疑問に思うことが結構あると思います。 例えば、
- なぜ中国は太平洋へ進出しようとしているのか
- なぜロシアは北方領土の件に執着しているのか
とかですかね。 もちろんこれらに限らず疑問は他にもいろいろあると思いますが、本書ではこういった疑問を地理的な条件を起点に紐解いています。地政学の視点から紐解いている、ということです。本文から引用すると、
「地政学」 ー つまり"地理的な条件が一国の政治や軍事、経済に与える影響を考えること"である
ということが地政学とのことです。 こういった視点での学び、というのは学校教育ではなかなかなかったのではないでしょうか。日本史、世界史、地理、と分かれているし仕方ないかもしれませんけどね。
ただ、今、地政学に関する本が続々と出版されているのはまさにこの視点が世界の動きを理解するのに必要だから、ということでしょう。
シンプルに領土、周辺地域から国について考えてみるといろいろ見えてくる
個人的には本書を読んで、今も昔も国同士が領土を巡ってごにょごにょ競っている、ということに気づけたのが大きかったです。というよりなぜそこに今まで思い至らなかったのか恥ずかしいくらいです。。
ニュースばかり追っかけていると僕のように本質を見失っている方も多いのではないでしょうか。 本書を読むとそれぞれの国がどういった考えで動いているのか、という本質的な部分に気づけるきっかけを得られるでしょう。
以上です。 ほんの少し、事前知識があるだけで毎日のニュースを深く理解することができると思います、本書はそのきっかけになるものだと思いますのでぜひ、では。