masayuki5160's diary

滋賀県大津市に住むソフトウェアエンジニアの雑多ブログ

20年ぶり?の一宮七夕祭りに行って考えた地方都市で暮らすこと

TL;DR

一宮七夕祭りよかった。が、残念ながら地元一宮の衰退も感じた。

地方都市で暮らすというのは、すなわちこういうことと向き合っていくことなのだろう。難しい。

20年ぶり?の一宮七夕祭り

この週末は弟家族も実家に帰ってくる、ということで、せっかくだから地元が誇るお祭りに行こう、ということになった。お祭りの紹介記事こちら。

news.yahoo.co.jp

そして行ってきた。二日目の午前中だった。もちろん暑くてしんどかったが、行ってよかった。

娘にとっては初めての夏祭りだった。娘をお祭りに連れて行ってあげたいと思ってたがなかなかタイミングが合わなかった。近場である祇園祭は規模デカすぎて一緒に行くのはしんどい。だから勝手知ったる地元の祭りという意味でちょうどいいやと思っていた。目的達成。めでたしめでたし。

 

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↑アーケードにかかっている笹飾り。昔よりも量が減ったように感じたが、気のせいかな。もう昔の記憶が曖昧だ。

 

そして、久しぶり、というか20年ぶり?の七夕祭りはなかなか感慨深かった。規模が昔より小さくなったな、と感じたが一宮の七夕祭りを感じることができた。なかなかこういった祭りを続けることも簡単ではないと思う。ほんとにありがたい。

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↑キラキラ光るボトルに入ったリンゴジュースを飲む娘。このあとすっ転んでジュースをこぼすまでがお約束。

地方都市で生きる

以前から感じてはいたが、久しぶりの七夕祭りに行き、地元も変わったな、というか元気がなくなってきたな、ということを感じた。どこもある程度仕方ないこととは思うが。

 

せっかくなのでどんな状況なのか調べてみた。参照した情報は以下。

 

ざっと見ると以下のようだった。

  • 一宮市
    • 人口は38万人ほど、全国でも多い方
    • 人口は減少傾向、特にこの3年ほどは2,000人ほど減ってる
  • その他メモ
    • 日本全国で見ると人口が減ってる自治体の方が多そう

 

一宮市は名古屋で働く人のベッドタウン、というのが今では正しいと思う。昔は繊維の街として産業があったのだと思うけど今はもう苦しいだろう。現在の一宮市の詳しい状況までは見切れていないが、この先もそういう方向になるだろう。

そういう意味でも人口が減ってるとはいえまだ20年くらいは少なくとも今のまま暮らしやすい街だろうと思ってる。全国で見ても人がいる街であることは間違いない。個人的にも長らく住んでいたから思い入れはあるし、頑張って欲しい。

 

とはいえ、日本全体の人口動態を見ると、この先何もしなければ人が減るのは明らか。一宮市に限らず地方都市の中でも苦しい街が出てくるだろう。難しい状況だ。

www.nissay.co.jp

 

少し前に京都大学の先生が発表した100年後の日本の姿に関する予想がなかなか面白かった。詳細は以下に詳しく、朝日新聞が書いてる記事がパッと読むには良いだろう。僕はYoutubeでざっと見たがとても面白かった。

www.mori.kier.kyoto-u.ac.jp

www.youtube.com

www.asahi.com

個人的に気になるのは街の治安

色々と感じることはあるが、まずは街の治安が個人的には気になる。なにせ僕はこの一宮市に両親が二人で暮らしているのだから。この点についてはホリエモンの本でも記述がある。

いま日本人は所得こそ少ないものの、やり繰りしだいでいくらでも豊かに生きていけるのだ。犯罪件数の減少はそうした事情に支えられている。

しかし今後、凶悪犯罪は増えていくだろう。 好景気が続けば治安は良くなるし、不景気になれば治安は悪化する。実際、完全失業率と犯罪率には有意な関係があることがわかっている。その点で、日本の経済状況の雲行きにはかなり厳しいものがある。

人口が減っていき、国内経済のパイが縮小していく。しかも島国ゆえの移民に対する抵抗感もあって、人口減対策は遅々として進んでいない。

日本の基幹産業である自動車メーカーも E V(電気自動車)化の波に乗り遅れたことで、将来的にはいまのような収益規模は期待できなくなる。

引用:2035 10年後のニッポン ホリエモンの未来予測大全

 

苦しい。こういうのは僕らの世代、そして、次の世代が向き合っていく課題なんだろう。

なにができるんだろう、と思いつつも目下僕が考えることは家族の安全のこと。都会またはそのベットタウンに住むことが一番安全、ということになるだろう。

難しい時代がきそうだな、と改めて思った。とはいえ選択肢は実際のところもうはっきりと見えている。でもその決断は簡単ではない。

まとめ

そんなわけで、久しぶりの七夕祭りの様子を見ながら、色々感じることがあったのだが、僕が小さい頃からやってるパン屋、小川屋がまだあの頃と同じ価格?で元気に変わらずお店をしていて、嬉しく感じた。せっかくだからいくつかパンを買って帰り、翌日の朝ご飯に家族で食べた。相変わらずおいしい。

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↑学生の頃によく行った小川屋。安くて美味しい。

 

日本の人口動態を考えると全ての町をこれまでと同じように運営していくことは現実的に難しいだろう。まあ本町が苦しそうな様子はイオンなどの大型ショッピングモールの登場によるのかもしれない。でも人口減少してることはたしかだった。

 

僕が育った街だから、できることはしたいなと思うから、ふるさと納税しつつ、両親の今後を考えるしかないな。いや悩ましい。終わり。