どこの本屋に行っても平積みされてるから一回読んでみるかと思って読んでみた。結論から言うと、僕個人としては現時点ではそこまで刺さらなかった。けど、まあそうだな、という納得できる内容の本だった。
著者も書籍の中で述べているけど、この本はHowを示す本ではなく、普遍的なというか一般論をさまざまなケースを引用しながら述べる構成になっている。各章ごとに話題が異なるので、ちょいちょい読み進めてお金にまつわる一般論を学べるという意味では良い本だと思う。
そうだよな、と納得したのは"16章市場のゲーム"だった。端的にいうと、人と比べすぎず、自分が目標とする時間軸でお金と付き合えばいいんだよ、ていう感じかな、この章の話は。その辺で見かける人が良い服なり時計なりを持っていたとして、それがその時の自分に必要ないものであればそれは関係ない。その見かけた人は、そういった見た目を作る必要があってしているのだろうし、例えば僕個人であれば多くの時間を在宅で仕事してるんだから、まあぶっちゃけスウェットのズボン履いてればいいや、となる。必要ないから。あと、今だとNISAのブームで株を始めた人も多いと思うけど、短期で利益が出てる人を見て焦っちゃだめ。例えばじっくり積立することを決めたのであれば20年なりはしっかり積立続けること。自分の目標に向かって時間を味方にすること。自分が今どういうゲームをしているか意識してね、という話だった。これはまあわかってるんだけどなかなか難しい。
どの本屋でも平積みされてるのがあまり腑に落ちなかったんだけど、またいつか読み直すと気づきが得られるのかな。読んだ感じだと、数多あるお金関係の本で言われている一般論をギュッとまとめたような本だから、お金関係の本を初めて読む場合は良いのかしら。多分、そういう意味で本屋で平積みされてるのかな。というか世界中でそういう理由で売れたから、その結果として平積みされてるのか。僕個人としては多分読み直すことはなさそうな本だった。多分。終わり。