masayuki5160's diary

ソフトウェアエンジニアの雑多ブログ。最近は日常のこといろいろ書いてます。

モダンソフトウェアエンジニアリングを読んでますますどうすりゃいいのかと思った話

曲がりなりにもソフトウェア工学という領域で博士の学位をとった。基本的には実践よりの論文を書いていて、おそらくこれからもアカデミックにがっつり立場を変えない限りはこの方向で細々と論文を書いていくことがちょっとした楽しみ。なぜ楽しみなのかはうまく言語化できてないけれど、何度書いてもよくわからない論文を毎度書き上げた時の達成感というのが好きなのかもしれない。こないだ、100個は論文書いたという方がまだ書き方わからんとツイートしていて、僕はいつ論文の書き方わかるんだろうかと思ったけど気にせずにいこう。

少し前にモダンソフトウェアエンジニアリングという本を読んだ。長らく積読していたのだが思い立ってはじめた消化期間にふいに読んだら最高に面白くて丁寧に読み進めた。特におもしろかったのはこれまでのソフトウェア工学の研究を振り返りつつ、批判し、そして著者らが新たなフレームワークを提案している点。エッセンス、というフレームワーク。これまでの実践をもとにより抽象化したものが必要である、というのはなるほど禿同だ、と読んでいたけれど、結局新しいフレームワーク提案するのかよ、とつっこんだ。が、まあそうなるわなとも思った。

僕はできることならすきを見つけてこれからも論文を書いていく。ソフトウェアエンジニアリングの分野に軸はあると思う。それはいいんだけれども、このモダンソフトウェアエンジニアリングを読んでから、あれ、僕の書く論文てなんか価値あるんかいなと思ったりした。小手先の改善をした論文を批判していて、まあそうだろうなお思いつつ、僕も若輩者すぎるのでこれからもそういう論文を出していく。それでいいんかなと。力はつけていくよう日々精進するけれどもなかなか難しいな、と思うなどした。

うーむ、とちょい引っかかったものの、これからも礼儀は尽くして論文は出来るだけ書き、そして誰かの助けになり、コミュニティに少しでも貢献していこう。それでいいか、と改めて思った。モダンソフトウェアエンジニアリング、素晴らしい本でした。