ずっと気になっていたのでGWを利用して読みましたので気になったこと、感じたことなどをまとめていきます。
エンジニアリングに必要な思考
書籍の冒頭からなるほどでした。
先が見えないという「不確実性」をどう扱うかを知ることができれば、「不安」は「競争力」に変わります。エンジニアリングに必要な思考は、まさにこの不確実性を力に変えるという点なのです。
僕がエンジニアとしてやっていることが本質的にはこのあたりに答えがあるんだろう、と思いました。
新しいサービス、プロダクトの開発、運用でもいいですが今まで僕がエンジニアとしてしてきたことはコードを書くだけではありません。 いわゆるPM(プロジェクトマネージャー)やPO(プロダクトオーナー)といわれる人がやるような役割をすることも状況によってはありました。
その時よく思うのが僕がやっているのはエンジニアの仕事なんだろうか、ということ。
そんなことはどうでもいいといえばいいのですが、自分がしていることを本質的に腹落ちしていることがけっこう大事だと思います。僕にとってはきっかけになる言葉でした。
ここで述べられているように「不確実性」と向き合うことがエンジニアリングだということであれば僕がしていること、してきたことはその「不確実性」と向き合うためにしていたことなんだな〜と思いました。
僕としてはすごくシンプルで腹落ちする言葉でした。
世界と日本のアジャイル開発普及率
僕自身が認定スクラムマスターなこともあってアジャイル開発の話は比較的よく知っている方だと思いますが、これは知らなくて驚きでした。
↓元ネタ www.ipa.go.jp
日本では納品契約でITサービス業が大きなマーケットになっているためアジャイル開発が普及しないのは納得しているのですが他の国ではこんなに普及しているんだというのは知りませんでした。
この本ではスケジュール、マーケットという不安に向き合うための手段としてアジャイル開発の話を取り上げています。ウォーターフォール型(本の中では計画駆動型として表現してます)と比較しての話も非常にわかりやすく参考になりました。
が、それ以上に僕にはこのグラフが驚きでしたw
ちなみに僕が認定スクラムマスターの資格をとった話はQiitaにまとめてます。
まとめ
チーム、人にフォーカスを当てた本だとTeam Geekがけっこうすきでなんども読んでるのですがチーム、人、アジャイル開発にもフォーカスしつつ組織という観点からもエンジニアリングの話を伝えてくれる本はなかなかないんじゃないかと思いました。
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この本を読み返しつつ不確実性と向き合っていこうと思います。