ストーリーとしての競争戦略 ―優れた戦略の条件 (Hitotsubashi Business Review Books) 新品価格 |
先日読んだまわりを巻き込む技術の中でお勧めされていた本書を読みました。基本的にはマーケティングよりの本、しかも組織より、であってあまりエンジニアの人が読むような本ではないのですが、タイトルの通りチームをまとめるリーダーにもお勧めできる、と思います。ちなみにまわりを巻き込む技術は以下で書いてます。
ストーリーがチームをまとめ、チーム、組織を鼓舞する
1人で作業をしている時は問題は起きにくいのですが、複数名、特に3、4名を超えたあたりで全員での意思を共有してプロジェクトなり作業を進めていくのは徐々に難しくなっていきます。このタイミングで例えば、
- 週に1回チームmtgをしましょう、
- デイリースクラム、朝会をやりましょう
- たまにはみんなでご飯でもいきません?
みたいな話になったりするのかな、と思います。 上記はいい方法だと思います、そして実際に僕だったらそうします。
でもそれではうまくいかないケース、結構あったりすると思うんです。例えば、
- 進捗は共有できてるけど、なんかみんなのモチベーション低いな
- どうも少しだけ仕上げてくる機能の方向性がずれていることがあるな
とか。結構ありますよね? 本書はそういったことを考えている方にもお勧めできます。そしてその悩みへの一つのアプローチがストーリー、ということです。
なんのためにやっているのか、をストーリーで話せると強い
おそらくリーダーのような立場になると数値目標は何かしらあるでしょう。そしてその数値目標はチームのメンバーにも共有し、達成に向けてアクションをとっていく。でも、その時に
今月の目標数値はxxだから。頑張っていきましょう
といった感じで朝会、打ち合わせの場でやってたりしないでしょうか。恥ずかしながら僕はついついやっちゃうんですよね、そうするとメンバーは結構うんざりしたりします。逆の立場だったら、と想像すると理由もわかりますよね。
でもそうではなくて、
今月はこういう目的を達成したい、だから目標数値はxxです、頑張っていきましょう
だとどうでしょうか。なぜその数値目標になっているのか、を伝えることができます。 そしてさらにいうと、
こういう機能をユーザに提供するとユーザはこういう行動をしてくれるはずでこう思ってくれる、と考えている。だから今月はxxという目的を達成し、xxという目標数値を達成していきたい。頑張っていきましょう。
と、よりなぜの部分に自分なりのストーリーを追加し、聞いているチームメンバーに映像として成功までのイメージを共有できると強いと思います。最初の数値目標だけ話すのとはだいぶ違いますよね。
いいストーリーがチームをまとめ、そして巻き込んでいく
本書は実はチームとはまた違うスケールでの事例が多く、組織よりの事例の話が中心になっています。ただ、チームという単位にブレイクダウンしていったとしても本質的には大事なことは変わっていかないと思います。つまり、ストーリーがチームをまとめ、そして巻き込んでいくことにつながる、ということですね。まさに先日紹介したまわりを巻き込む技術にも繋がっていくと読みながら感じました。
本書は個人的には読みやすい部類に入ります、ただ、しっかり理解をして実践まで、ということを考慮すると非常に読み応えがあり、今後も長く読むことになる本だと思っています。ぜひ、エンジニアの方にもお勧めですので技術書を読む合間にでもどうでしょうか、ではー。
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