TL;DR
大した数は書いてきてないが、何回書いても論文書くの難しい。
もっと上手く書く方法はないのかと探し続けてしまう
購入したきっかけはなんだったか忘れたが、論文の書き方の本を読んだ。新しい気づきがあった、ということはなかったが、これまで論文を書いたことがない学生などに向けて書かれており、そういった方へはおすすめできる良い本だった。
論文の書き方というのはがっつり教えてもらえるようなものではないのかなと思っている。修士課程にいた時、論文の書き方に関する一時間の講義を受けたようにも思うが、まあなかなか一時間ではわからないだろう。書いてみて、指導教官にレビュー頂いて少しずつ学んでいくような気がする。少なくとも僕はそうだった。
いくつか論文を書いて、それから指導教官によりよく論文を書くにはどうしたら良いか、という質問をしたことがある。それはなかなか難しいことなんだよね、という趣旨の回答を頂いた。
僕は、先生方は明確な答えを持ってるんだと思っていたから、ちょっとその時がっかりしたのを覚えている。が、今は先生の言ったことがわかる。難しいんだよな。
書籍内には論文というのは文化の違う相手を理論的に説得する方法である、と説明がされている。よく聞く話ではある。が、やはりここに尽きるんだよな、と思う。だから難しい。
論文をうまく書けるよう、これまでしてきた試行錯誤
今までいろいろやってきて一番論文書く力がついたなと感じたのは、
- 指導教官が主著の論文を読み込んで書き方を真似る
- パラグラフライティングを勉強して、実際に利用する
- これまで投稿した論文の査読結果を見直す
という三つかな。
論文書いてる時や査読結果の修正対応してるときは正直いっぱいいっぱいで実際のところ力がついたようには感じなかった。多少はあったと思うけど、やっぱギリギリでやってると目の前のことしか見えないから、ということかな。難しい。
今も論文をうまく書く方法、うまく伝える方法はないものかとずっと探し続けてる。この本を手に取ったのはそういう思いがずっとあるから惹かれたんだと思う。
まとめ
論文うまく書きたい、言いたいことを明確に伝えられようになりたいなー、と思い続けてきた。多分これからもずっとそう。
元の出典がどこかわからないのだけど、"Science is writing" という言葉が個人的に気に入っていて、論文書きたくない時とか、筆が進まないときはこれ思い出してモチベーション上げたりしてる。大事なことしてるんだ、と言い聞かせて書き直しをしてる。まあ僕みたいな経験浅い人からするとこの言葉は不思議とかっこよくてモチベーションあがる。不思議。
そんなわけでこれからも論文頑張って書きます。終わり。