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少し話題になっていたのもあって読みましたが、ちょうど知りたかったことが満載でポストイットだらけになってしまいましたね。 こんな感じです。
今日はせっかくなので少しだけ紹介をしていきます。
誰かの挑戦で世界はよくなる、挑戦するのがスタートアップと新規事業
スタートアップであったり新規事業に取り組んだことがある方なら経験があると思いますが、外からはキラキラして見えるものの、実際の現場は非常に泥臭く、誰もやりたがらない仕事が多いことも実際のスタートアップ、新規事業の現場だと思います。例えば、
- 技術的なブレークスルーが必要でそのための途方も無い試行錯誤が必要
- 法律的にグレーなこともあり、行政まで巻き込む必要がある
- そもそも社内調整が非常に面倒、煩雑(規模が大きめの会社の場合ですね)
とか。これがあると、多くの人は大概やめてしまいます、やっぱ無理だと。
でも僕自身がこの本を読んで改めて感じたのは、だからこそやる価値があり、それがもしかすると大げさだけど世界を変える一歩になっている、と。僕がこの本を読んで改めて気づいたのはこの点でした。
世界を変えるスタートアップの思考法を知ることで世の中の流れを知る
世界を変えようとしているスタートアップや事業はその目指すところが達成困難であることはわかっているにもかかわらず、挑戦します。それは誰かの挑戦で世界がよくなっていく、ということを直感的にか、経験としてなのかわかりませんが、それらを理解しているから、ということになるのでしょう。
なぜあのスタートアップはこんな無謀なことにチャレンジするなんて宣言しているのだろう、という日頃ニュースを見ていて感じる疑問あたりは本書を読むと理解できるかもしれません。僕にとってはこの辺りを言葉にして伝えられたのは初めてだったので、結構腹落ちしました。
むやみにスタートアップをすすめるわけではない、現実的な提案
この本の好きな点は、ここまでスタートアップの思考法をさらけ出し、話を展開しているにもかかわらず、オススメはしない、と断言している点です。
稀に、ベンチャー企業、スタートアップ、あたりをきらびやかに見せ、就職や転職を煽っているような雰囲気を感じることがありますが、やはり向き不向きがあり、誰にでもお勧めできる職場であったり環境では無いと思います。ストレスフルで、ハードワークが要求されやすいですからね、どうしても。そういう意味でも本書は個人的には非常に好感を持ちました。
まとめ
書籍の内容そのものにはあまりふれていませんが、スタートアップで働いている方、新規事業に取り組んでいる方ほど気づきの多い本になると思います。また、この本をきっかけに芋づる式に今後ずっと付き合うことになる本にであることもあるでしょう、書籍内では数多くの本が紹介されてますからね。
文庫本で非常に読みやすい割りに、濃すぎる本です、是非一読ください、ではー。