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だいぶ前のプロフェッショナル仕事の流儀で著者である小林さんの回を見て、興味を持っていたのでこの本を手に取りました。テレビでは語られていないより深い部分までまとまっていて非常にいい本ですので今日はご紹介します。
まわりの人を巻き込むことがヒットにつながる
テレビで見たときもそうでしたがまわりの人と徹底的に話、伝えることに注力している、ということを繰り返し本の中で述べています。本全体を通してその姿勢は一貫していて、
- 何を伝えるのか
- どうやって伝えたら効果的か
- 伝える前の準備としてどんなことをするか
といったことを様々な切り口でお話をしている印象です。その中でもちろんマーケティングの用語も出てきます。
お菓子を通してマーケティングにふれる
本書はマーケティングの話題も出てきますが比較的わかりやすいものが多いです。そして扱っている題材もお菓子というジャンルであることからイメージしやすくマーケティングのことに興味を持ち始めた初学者の方にとっても良い本だと思います。ただし、この本の後にはもう少しだけマーケティング入門書的な本を読むことをお勧めしましけどね。
マーケティング理論を実際に行動に移し、試行錯誤している方にこそお勧め
個人的にはこの本は好きですでに3回ほどは読み返しています。 それはこの本が単なる理論ではなく実際にマーケティング理論を行動に移し、試行錯誤してきた結果、まわりを巻き込むことが大事だよ、という著者のストーリーが僕自身に響いているからなのかな、と思います。
マーケティングの理論は誰にでも開かれたもので、マーケティング担当者だけのものでは無い、と僕は思っています。だから、誰でも学んで使えばいい、と思います、そしてそれは意外になんとかなるものです。でも、実際に理論を実践に移す際、単純にまわりをうまく説得できず、理論を実行するフェーズまで移すことが結構難しかったりするな、というのがあります。そこで大事なのがこの"巻き込む技術"、ということになります。
理論的である必要もあり、そしてまわりを巻き込む技術を持っている必要がある、ということですね。 マーケターてなんて大変な仕事なんだ、ということになりますが、でもそこが面白いところなんでしょうね。
以上です。また。