はじめに
シニアマネージャーになってからもうすぐ一年ということで振り返りをしておく。
シニアマネージャー(いわゆるEM of EMs)になってからやったことは例えばこんなこと。
- 1チーム内のメンバー数大すぎたのでチーム分け
- 各チーム、元気そうか、大丈夫そうかのヘルスチェック
- 組織内での責務の整理、他シニアマネージャーメンバーとのすり合わせ
非常に抽象的だけど、やったことの一部はこんなところだと思う。
その結果がどうだったかはまだわからないし、そもそもまだいろいろやるべきことはある。評価はされるものだと思ってるので、自己評価として言いたいことはあるけどさすがにブログで書くことではないかしらということで割愛。
そんなわけでここでは実際にシニアマネージャーという立場で仕事をしてみて悩んだこと、感じたことを書いてみる。
現場との信頼関係の構築の難しさ
複数の開発チームのマネジメントをすることになったので、シニアマネージャーになってから初期のころは各チームの打ち合わせや朝会に顔を出していた。
なんか変にプレッシャー与えるかなと思っていたので、すぐやめたんだけど、この取り組みのおかげで各チームの状況は早い段階でざっくり理解できた。
というか、そもそも各チーム良いチーム(ある程度自己組織化されてる状態)だったので、大きな心配はいらないな、という状況だった。
それでもやはり日々いろいろと問題は起きる。
一つ一つ対応していったのだけど、
「ああ、なんかあんまり僕が直接動かない方がいいかもな」
と感じる場面にちょいちょい遭遇するようになった。
端的に言うと、僕が問題解決に動くより、問題解決の方向性を各チームのマネージャーメンバーとすり合わせ、その実行はマネージャーに任せる方が良い、と気づいたということ。
こういう振る舞いが良いということは知識としては知っていたけど、実際に体験してみるとなるほどだった。
そして、これはけっこう寂しいものだなと感じた。
問題が解決できれば良いので、僕がどうこうしなくてもどうでも良いのだけど、
「信頼されてないんだなー」
と感じることはあって、ボディブローのように心に来る。そりゃメンバーから見たら少し遠い立場にいるわけだし、関係構築できてないメンバーも多いので仕方ない。
とはいえ、全員と信頼関係を構築するために全員と過ごす時間を増やす方向で行動したりすると、本来僕がシニアマネージャーとして解決すべき課題に投資する時間が不足する。方針や方向性を示すことが大事、という話はよく聞くけど、本当にそうだなと感じた出来事だった。
組織内で発言する大切さ
端的に言うと社内政治は大切だよね、という話。
ネガティブに感じる人もいるだろうけど、そう感じる必要はなくて、要は、
一緒に仕事をする人とは良い関係を築く必要があるよね、
というだけ。シニアマネージャーであればシニアマネージャー同士、または組織内同じレイヤーとの良い関係を作ることは当然必要だよね、という話。
たまには対面で会う、
挨拶をする、
ご飯とか行けそうなら行く、
など、ウエットなコミュニケーション、オフコミュニケーション(ex. 雑談)をしっかりと、意識してすることは必要。
特に僕のようなそんなコミュ力高くなくて、1人行動が好きなおっさんは意識しないとできなかった。意識せずできる人が羨ましいなと思ったりもしたが仕方ない。
この辺は組織の文化によるだろうし、なんとも言えないけど、おそらく多くの組織で有効なことだと思う。
それらもしながら、というか普段の仕事もしっかりアウトプットしながら組織内で発言をすること。ウェットなコミュニケーション、オフコミュニケーションは手段であって、シニアマネージャーとして解決すべき課題にアプローチしていくには組織内でも発言しっかりすることが大事。
僕ができてるかは知らんが、それでも自分が見て組織の課題だと思うことには積極的に動いてきた。それがどう評価されるかはわからんが、なんとなく意見聞いてもらえるような場面があるので信頼してもらっているのかもしれない(勝手にそう感じているだけなので実際はどうか知らない)。
話がまとまらなかったけど、組織の中でもしっかり発言しよう、ということ。自分の見てる部署の中で発言するだけではなくて、しっかり外でもね、という話(内弁慶にならないように、ていうこと)。
ちなみにこの辺の話は以下書籍が僕はおすすめ。ぱっと見で手に取るのためらうかもしれないけど、良い本だったのでぜひ。日本語版の装丁がちょいあれなのかな。
任せる、信じる(なんかあったらなんとかする覚悟)
言うは易く行うは難し。
要所要所は確認したり、すり合わせはしっかりすべきだから、緩急というかバランス大事。
僕がうまくできてるかはわからないけど、この辺りの行動は子育てをしながら学んだことかもしれない。
「危ないけど、とりあえずやらせるか。大怪我はせんだろう。」
「これは危ないからしっかり叱ろう」
子育てをしてるとこんな場面に毎日遭遇する。
これらと比べるのは申し訳ないのだけど、怪我したり、泣いたりしながら成長していく娘たちを見ていると任せる、信じる、てのはこちら側の姿勢や考え方、行動と強く関係しているとよく思う。
じゃあどうするか、というと、娘たちのことでもそうだけど、なにかあったら最後まで付き合う気持ちがあるかどうかだけだなと思っている。責任感というよりそういう姿勢が大事なんだなと思っている。トラブルやインシデントがあったら、しっかり最後まで付き合うよ、という姿勢かな。まあでもシニアマネージャになると、トラブルやインシデントがあると、取りまとめくらいしかできないように思うので、それくらいなんぼでもするよ、という気持ちでいる程度ではある(組織が大きくなるとそれでも貢献できることはあるので、僕のことをうまく使ってくれるよう、マネージャメンバーにはよく伝えていたりする)。
まとめ
駆け出しのシニアマネージャーとして感じたことや悩んだことを雑に書いてみた。いろいろあったけど、僕としてはこれまでのところ、自分がなんとか解決したいと思っていた組織課題に対して先頭で向き合えているので嬉しく思っている。まだまだやることはあるので引き続き頑張らないとねーと思う。
そんなわけで、ただのエモいお気持ち記事になってしまったけど、この辺りの立場になるとやはり姿勢や気持ち、心掛けによるところは大きいんだな、と改めて感じている。そういう意味では真面目にやってきて、その結果考えてきたことをここで言語化できたように思うので良いのかな。終わり。

↑朝起きてすぐ、ブロックで遊んでいる長女と、5時過ぎから目が覚めてバタバタしている次女。子育てしているけども、僕も色々と教えてもらっているのだなーと感じている。僕の場合は子育ての経験なければシニアマネージャとしてやれてなかったかもなーと思っている。
