祇園祭に最後に行ったのは、大学生の頃だったと思う。もう20年…いや、それ以上前。
京都に戻ってきたのは、かれこれ5年以上前。
けれど、そのすぐあとにコロナが始まり、それ以来、なんとなく行く機会を逃してきた。
特に行きたくないというわけではない。
ただ、子どもが小さいということもあり、あの人混みの中に連れて行くのはなかなか勇気がいる。暑さに耐えられるか、トイレはどうするか…と、どうしても気になることが多い。
準備もそれなりに大変だし、「行きたいな」と思いつつも足が向かない、というのが正直なところだ。
その代わりというわけではないけれど、ここ2〜3年は「大津祭」に行くようになった。
去年は両親と娘と一緒に。
その前の年は、妻と長女と3人で。粽も買った。
大津祭は名前のとおり大津で行われる祭りで、昔からの行事らしい。祇園祭ほどの規模ではないけれど、山車が出て、にぎわいもあって、それなりに「お祭り」感がある。
もちろん詳しいことはよく知らないけれど、雰囲気としては、祇園祭とどこか共通するところもあるのかなと思っている。たしか、どちらも厄除け・災厄払いのような意味合いがあるのだろう。
我が家にとっては、この大津祭くらいがちょうどいい。人は多いけれど、身動きが取れないほどではない。祭りらしさは十分にあって、でも無理せず子どもと一緒に楽しめる。
祇園祭も、またいつか行きたいとは思っている。たとえば、子どもがもう少し大きくなってから。あるいは、子どもが離れてから。その頃には、また違う形で楽しめるようになるかもしれない。
今は無理に頑張らず、我が家なりのペースで、できる範囲で楽しめるお祭りを選ぶ。しばらくは、それで十分だと思っている。終わり。

↑去年の大津祭に長女といった時の写真。
おまけ)我が家でこれまで使ってきたおもちゃやベビー用品、絵本をまとめています。どなたかの参考になれば!