はじめてのKindle Direct Publishing(KDP)
先日、Kindle Direct Publishing(KDP)を使って、初めて書籍を出版した。こちら。
今回の書籍は、僕自身の「社会人博士」としての体験を綴ったもので、内容としてはタイトルの通りだ。前々からまとめて書いておきたいと思っていたことだったので、一通り書き切ることができてよかったと思っている。
How to本というよりも、自分の経験をそのまま整理してまとめたようなものになっている。もし興味を持ってもらえたら、読んでもらえると嬉しい。
書いた理由と伝えたいこと
後書きにも少し書いたが、今後は「課題にしっかり向き合い、自分なりのアプローチを繰り返す力」がより求められる時代になるのではないかと思っている。
その意味で、博士課程に進むという選択肢も、以前に比べると現実味のあるものになってきているように感じる。
もちろん、誰にでもすすめられるものではないし、書籍の中でも繰り返し述べたように、簡単なことではない。いろんな条件や巡り合わせがあってこそ、うまくいく部分もあると思う。
ただ、選択肢として一度真剣に考えてみる価値はあるのではないか、そんな気持ちで今回の本を書いた。
ChatGPTを使った執筆の進め方
今回の執筆では、途中からChatGPTを使うようになった。はじめは文章を自分で書いていたが、途中で方向を変えた。
やり方としては、まず僕が音声で話す形で内容を伝える。その話した内容をもとにChatGPTが文章を整え、それを僕が編集して書籍としてまとめる、という流れだった。
実際に使ってみて思ったのは、このやり方だと作業のペースが非常に安定するということ。自分一人で最初から最後まで書くよりも、迷ったり止まったりする時間が減り、結果として短期間で書き上げることができた。
全体の執筆期間は1ヶ月もかかっておらず、実際の作業ベースでは2週間もなかったと思う。内容の分量としてもそれほど多くはないが、ひとまず最初の一冊としては、無理なくまとめられたのではないかと思っている。
公開と申告
KDPの出版手続きでは、AIを使って書かれたかどうかを申告する項目がある。今回、僕はしっかり「AIを使った」と申告した。
いろいろな意見はあると思うが、僕自身は「助けてもらって書いた」ということを明示したかったので、そういう項目があるのは安心だった。
もしその欄がなかったら、書籍の冒頭などで「こういう形で執筆しました」と説明することを検討していたくらいだ。
本という形にしてみて
これまでXやブログでも発信してきたが、やはり「本」というまとまった形式で書くというのは、また別の良さがあると感じた。
テーマを決めて、ある程度の分量でまとめて、自分の考えや体験を整理する。その過程自体が、自分にとって意味のあるものだった。
Amazonというプラットフォームに大きく依存する形ではあるが、それでも一つ形にできたのは良い経験だった。
今回の一冊が、どこかで誰かの役に立てば嬉しい。終わり。
