はじめに書いておくと、本当に素晴らしい本でぜひおすすめしたい本。著者の誠実さと医療というか仕事に対する真摯さには頭が下がるし勉強になった。他にもいくつか本を書いてるようなのでぜひ拝読したい。
娘が生まれてから、病院というか医療との付き合い方は考えることが増えた。もちろん妊娠、出産の際もそうだったけれど、生まれてからの方がどうしたらいいんだろう、と悩むことがあった気がする。こんなことでまた病院行っていいのかな、とか、救急車呼んでいいのかなとか。幸い、今かかりつけの小児科の先生が良い先生なのと、娘も健康にここまで来てるので困ったことはない。一度だけ肘の脱臼?になった際に困って救急車を呼んだりしたが、最寄りの大病院の方も救急隊員の方も親切で本当に助かった。この国の医療システムはすごいなと改めて思った。あと、そういえば僕の母さんがくも膜下になった時にも感心したっけ。もううちの母さんも元気すぎるくらい回復してるのでこういうの忘れてしまっていた。僕の母さんがくも膜下になった際のことは以下記事に書いてますので良ければご覧ください。何かの際に参考になる方がいれば幸いです。
母がクモ膜下出血になって回復するまで - masayuki5160's diary
本の中に、著者が多くの患者さんと向き合う中での葛藤が書かれている。例えば、小さな子が4、5日熱が下がらない、という話があった。その時の母親の気持ちを考えると、医者のことを疑いたくなることもあるだろうなと思う。うちも娘がいま2歳なので気持ちはわかる。そしてそんなお母さんたちと向き合う著者や医療機関の方々の日々の苦労には頭が下がる。ありがたい。わかってはいたがこんなに考えてくれてるんだなというのは本を読んで改めて知った。
医療というか医学関係のカジュアルなもので昔読んで衝撃を受けた本がある。すばらしい人体とすばらしい医学の2冊だ。
この本を読んで、今の時代の医療というものを受けられることの幸運に感謝した。まじで。麻酔が実用的になっていることや電子顕微鏡の発展による医療の進化とか。だから、それからというもの、病院に行って、診察受けたり、予防接種受けるだけでありがてー、とおおげさに思うようになった。僕みたいな人は変人枠だと思うけど、今まで先人が積み上げてきた医療の知識を使って、日々医療に携わってくれてる方へのリスペクトは改めてしなければと思っている。
日本の医療制度は今後なかなか難しい局面を迎えるんだろうと思う。医療を受ける側もその変化に対応して行く必要があるだろうし、医療関係の方もそれに対応していくと思う。変化への対応はどんなケースでもそうだけどなかなか大変だ。僕は医療を受ける側として、苦しい状況も今後あるだろうとは思うけど医療関係の方へのリスペクトは忘れず、病院へ行こうと改めて思った。