スクラムアンチパターン

スクラムアンチパターン

本記事ではスクラムにおけるアンチパターンをまとめてみます。スクラムは理論はシンプルですが実践することが難しいと言われます。難しいと言われる理由は様々だと思いますがアンチパターンを参考にスクラムの導入、運用の参考にして頂ければと思います。

 

スクラムのフレームワークを守らない

まずは初めて導入するとき、または少しスクラムに理解のあるメンバーがいるときにやってしまうようなアンチパターン。

 

スクラムはアジャイルの思想を反映したフレームワークです。

フレームワークということはまずその効果を最大限に活かすにはフレームワークにしっかりのることが大事です。

もちろんスクラムのルールには曖昧な部分があえて残されていたりするため細かな点については各チームに委譲されています。それでも例えば下記のようなことをしてしまうとアンチパターンにまっしぐら、と思います。

 

  • スプリントを1ヶ月以上で設定する
  • スプリントレトロスペクティブを実施しない
  • スクラムチームの人数が10人以上

 

他にも色々とありますがこういった点はスクラムのフレームワークにあっておらず、アンチパターンとなるでしょう。

 

スクラムの話をするときに多くの書籍で守破離の話題がでます。

これはまずはルールに従い理解を深め、理解が深まってきたところで徐々に自分なりの工夫をしていく、というような話です。これはスクラムにおいて言えば、まずはフレームワークにしっかり従い、フレームワークの意図することをしっかり理解した時にはじめて工夫していく、ということになります。

 

スクラムガイドや書籍を読み、理解したつもりになりはじめからオリジナルの方法をはじめてしまうと、実はスクラムの本質を理解できておらずアンチパターンにハマり、本来のスクラムの効果を得られず導入失敗、、、という結果になりますのでお気をつけください。

 

スクラムマスターの役割を軽視する

こちらは端的にいうと下記のようなアンチパターンです。

 

  • スクラムマスターをチームに配置しない
  • スクラムマスターが複数チーム(3チーム〜)掛け持ちでスクラムマスターをしている

 

スクラムマスターは初学者の方にとって不要な役割のようにうつることもあるでしょう。

しかしスクラムを立ち上げる時やチームが目指す方向を見失っている時などスクラムマスターがそういった状況に専任で対応できる状況があるとスクラムマスターがそういった障害に対応し、開発メンバーが本来大切な開発作業に専念できるようになります。

これらは少し長い目でみた時に特にチームが成果を上げる点において大きな役割を果たすと僕は思っています。

 

また、上記の意味においてスクラムマスターは常にチームの状況を確認しつつこれから先に障害になりそうなことに対処を進めることになります。それは掛け持ちでできるような業務ではありません。

これは僕自身の経験でもそう感じますが1人のスクラムマスターは2チームの専属スクラムマスターまでが業務として対応できる限界だろうと思っています。3チーム以上になってくると中途半端な役割しか果たせないケースが増えてくるでしょう。

 

スクラムにおいてスクラムマスターは非常に重要な役割です。

スクラムマスターを軽視するようなアンチパターンにははまらないようお気をつけください。

 

スクラムマスターがただのファシリテーターまたは雑用係

これも気をつけたいアンチパターンだと僕は思っています。

 

確かにスクラムマスターはファシリテーションも行いますし雑用も行うでしょう。

ただ、それらはスクラムマスターに必要なスキルではあるものの、それを行うことが役割ではありません。

スクラムマスターがそういった役割をするものでしょう、と勘違いして全てのセレモニーのファシリテーション、諸々のドキュメントの整理などそういったことをずっとすることは違います。

 

むしろ可能であればファシリテーションは他の人に任せつつ例えばセレモニーの中でチームがうまくディスカッションできていない状況の時にその状況に対するサポートを必要であれば口添えする、などそういったアクションができるよう集中するのがいいかなと思っています。

もちろんファシリテーションをしながらそういったこともできるとは思いますが、他のメンバーにその役割を委譲することでチームが成長するなど見込めるのであればそういったアクションをとっていくのもいいかと思います。

 

チームが成長するための障害になりそうなこと、チームが成長するために必要なことを考え準備する、そういったことに集中していけるのが大切だろうと思っています。

 

ファシリテーション、雑用をしていたら1日が終わっていた、というアンチパターンにははまらないようお気をつけください。

 

 

 

それでは本記事は以上です。

スクラムについての詳細は下記記事でもご紹介していますので合わせてご確認ください。

 

スクラムとは?