スクラムでの開発事例まとめ

本記事ではスクラムでの開発事例をご紹介したいと思います。日本国内でもスクラムの事例は増えてきており、様々なカンファレンスでも紹介されています。そちらをまとめてご紹介していきます。

 

Rettyスマホアプリ開発チーム

以下記事ではRettyでの実際のスクラム導入についてのお話が紹介されています。現場のスクラムマスター、開発エンジニアの方からのお話もありますので非常にわかりやすいですね。

 

 

特に以下の内容については確かにそうだな、という印象が僕もあります。

 

チームに続いている悪循環を変えるためにはスクラムしかないと考えたんです。後藤にスクラムの導入を提案して、同時にスクラムマスターに立候補しました。スクラム未経験者がスクラムマスターをいきなり担当するのはきついと思い、経験があった自分がやろうと考えたんです。

出典:実例に学ぶスクラム導入手順

 

実際にスクラムを導入しようとする企業は非常に多いです。うまくいっている事例もある一方で失敗している企業も非常に多いのが実際です。Rettyさんでうまくいったのはスクラム経験者がアサインしたことをきっかけに動き出したということですね。

この点については僕も納得で、初めてスクラムを導入するのであれば、できれば経験者にリードしてもらうか、最近ではスクラム導入支援を行う企業もいくつかありますのでそういった企業のサポートをしてもらうのがいいでしょう。

 

こういったことは事例を聞くことで知ることができますね。

 

スマホゲーム開発における事例

こちらはスマホゲーム開発の現場における導入の事例です。上述のRettyでの事例もそうですが日本国内ですとベンチャー系企業であったりネット系企業、ゲーム系の企業でのスクラム事例は多くある印象ですね。

 

20121017_アプリ制作勉強会@GMO Yours from Yozo SATO

 

非常に丁寧にスクラムの説明もありつつ、最後はまずスクラムをやってみよう、ということでお話が締めくくられています。

僕自身も最後の点は同意でまずトライしてみることが大事だと思っています。日本の企業の場合ですとどうしてもそこまでたどり着くことに時間がかかりますが、アジャイル、スクラムでの開発経験に慣れているチームのメンバーの共通認識としてよくあるのは、まずやってみよう、ダメだったら振り返りをしつつ少しずつよくしよう、という発想があります。

この考え方、アプローチに発想を切り替えることが大切です。こちらのスライドでも述べられているようにまずやってみましょう、というのが大切です。

 

リクルートライフスタイルでの大規模スクラム事例

こちらも非常に参考になる事例ですね、僕も思わず読み込んでしまいました。国内でも大規模にスクラムを行おうとする企業は年々増えてきていると思います。大規模スクラムに注目している方には非常に参考になる事例でしょう。

 

小さく始める大規模スクラム from Keisuke Tsukagoshi

 

規模が大きいスクラムを行う場合、組織の運営にも影響があります。事業部全体に責任を持つ方のスクラムに関する理解やそれ以外にも多くの関係者にもスクラムについて理解をしてもらう必要があります。必要がある、というよりは理解して頂いた方がハレーションをさけられます。そういった大規模スクラムならではのことについても記載があり参考になることが多いでしょう。

僕自身も大規模スクラムの経験はありますので、うんうん、と納得の内容ばかりでした。こういった事例を公開していただけるのはありがたいですね。

 

ピクシブ社での事例

ピクシブ社でのチームビルディングについての紹介資料です。

 

ピクシブ社初! 大規模チームのチームビルディング from YUZO SHIGEMATSU

 

スクラムはスクラムガイドにフレームワークのルールは記載されていますがなかなかその通りにすることができず、どうしたらいいんだろう、と悩む方も多いでしょう。そういった方にとってはこの資料が参考になると思います。なかなか全てを適用することが難しいが全体としてどうスクラムを取り入れているか記載されています。

XX流、というようにスクラムといいつつ独自の手法をやるのはあまりよくないと僕は思っています。フレームワークからずれ過ぎると本来スクラムというフレームワークが持っている力が発揮されることはありません。それらを意識した上でまずはフレームワークの通りにできるよう取り組みを進めるのがベストだと思っています。

開発チーム外でのスクラム事例

最後は開発チーム以外でのスクラム導入事例です。日本国内ですとこういったお話は珍しく聞こえるかもしれませんが、欧米諸国ではこういった事例は多くなっており、ソフトウェア開発以外の現場でもスクラムまたはアジャイル開発手法の導入は進んでいます。実際にこちらの資料でも効果はあったということです。

開発チーム外でスクラムやってみた from Tomoyasu Ishii

 

 

 

本記事はこれで以上になります。

日本の組織においてスクラム、アジャイルの手法と組織に取り入れる際には様々なハードルがあり苦労することが多いと思います。そういった時にはぜひこういった事例を参考にしつつ導入を進めるといいでしょう。

なおスクラムについては下記記事で詳細にまとめていますので興味のある方はぜひご覧ください。

 

スクラムとは?