アジャイルとスクラムの関係【よくある勘違い】

この記事ではアジャイル、スクラムについてお話をします。タイトルの通りアジャイル、スクラムは同じ文脈でよく話されますがどういう関係なのか把握できていない方もよくいるようです。本記事ではアジャイルとスクラムについて整理してみます。

 

アジャイルとは

まずアジャイルについてです。

アジャイルとはソフトウェア開発手法の一つの総称というのが正しいでしょう。アジャイル開発という開発手法があるわけではなく変化に迅速に対応することを目指した軽量な開発手法の総称がアジャイル開発手法ということになります。そのためよく比較されるのはこういった手法ですね。

 

  • ウォーターフォールモデル
  • V字モデル
  • アジャイル開発

 

この文脈でよく比較対象として話が上がってくると思います。例えばこういった形ですね。ウォーターフォールとアジャイル開発手法を比較するようにこういった文脈の中で比較することが多いです。

 

出典:https://www.nec-solutioninnovators.co.jp/column/01_agile.html

 

スクラムとは

さて、それではスクラムとはなんでしょう。

スクラムは前述したアジャイル開発手法の一つというのが正しいでしょう。アジャイル開発は変化に迅速に対応することを目指した軽量な開発手法の総称であるとお話ししたようにアジャイル開発手法はいくつか手法があります。その中の一つがスクラムです。

 

下記図ではアジャイルという木の葉として様々な手法があるということを表しています。

 

出典:Agile Scrum Methodology: Complete Guide for Developers and Testers

 

こちらの図では以下についてあげていますね。

 

  • カンバン
  • スクラム
  • リーン
  • FDD

 

この図でわかるようにスクラムはアジャイルという開発手法の考えに即した手法の一つということになります。

それぞれ開発手法のフレームワークである、というのが理解しやすいかと思います。

スクラムもアジャイル開発という考えを元にした開発手法のフレームワークの一つということですね。

 

まとめ

アジャイルとスクラムの関係について理解できたでしょうか。前述した木と葉のイラストが非常にわかりやすいかと思います。アジャイルという総称があって実際にそれらの具体的な手法としてスクラムというフレームワークがあるということです。なおアジャイル、スクラムについて下記記事でより詳細にまとめています、興味のある方はぜひ!

 

アジャイルとは?

 

スクラムとは?

 

それでは以上です。アジャイル、スクラムに興味のある方の参考になればと思います。