英語はプログラマー、エンジニアに必要だと思っている
- 2019.01.06
- プログラミング
この記事では僕がプログラマー、エンジニアには英語が必要だと思っている理由についてまとめます。賛否両論あると思いますが僕自身がなぜ英語が必要だと思っているかについてお話ししてみます。
なぜエンジニア、プログラマーに英語は必要?
理由は以下です。
- 英語のドキュメントにふれる機会が多い
- 海外カンファレンスの情報、動画を直接見る方が効率がいいことも多い
- 今後はエンジニア、プログラマーであっても英語ができることが高い給与をもらう条件になりそう(今もそうですがもっと加速しそうな印象です)
1点目と2点目は記載した通りです。英語をストレスなく扱える(詳細後述)方が業務でも成果を出しやすいでしょう。
さて、3点目についてです。
よくエンジニア、プログラマー、ソフトウェアエンジニアであれば英語はあまりできなくても大丈夫、といった情報を見かけると思います。確かにそういった面もあるかと思います、がやはりソフトウェア開発はチームで行いますしコミュニケーションが取れる方がいいですよね。
また、以前からいわれていることではありますがグローバル企業とドメスティックな企業ではターゲットとしている市場の規模の大きさとも関係して最終的には受け取れる給与の差になってきます。この流れはまだ変わりなく、英語ができることは高い給与を受け取れる条件になってくるのは想像に難くないですね。
英語ができないと昇進できない12.まとめ:グローバル企業が勝ち残り、グローバル企業の待遇とドメスティック企業の待遇差が広がる→昇進条件に英語が必須となる→大企業(グローバル企業)の入社条件に英語が必須となる→英語ができないと大企業に入社できず高い給与を受け取ることができない。
— Yohei Maruyama /PH 🇵🇭サウスピーク (@maru_yohei) January 5, 2019
あと、これはあえて箇条書きリストの中に入れませんでしたが、英語で他の国のエンジニア達と交流することはシンプルに楽しいです。僕自身も海外のカンファレンスに行って話をしたりすることがありますが素直に楽しいです。エンジニアとしてのキャリアをこれからも楽しむためにも英語を学ぶことは必要だろうと僕は考えています。
例えばiOSエンジニア界隈ではよく知られている松舘さん(@d_date)がiOSDCで発表していた資料を共有します。コミュニティへ英語を使い関わっていくこともエンジニアのキャリアを楽しむ方法だとよくわかりますよね。
出典:翻訳のススメ
どの程度の英語力を目指すのか
では英語がプログラマー、エンジニアに必要だとしてどの程度の英語力を目指すといいのでしょう。
日本だとなぜかネイティブのようにペラペラな英語力を皆さん目指しますが、それは間違いだと僕は思います。突然ネイティブのような英語力を目指し出すと多くのケースで達成感も得られず英語学習が続かないことが多いです。そのためまずはもっと手前のポイントで英語学習のマイルストーンを置くべきです。例えばこういった目標があるでしょう。
- 英語の技術書(APIドキュメント、オライリーの洋書)を日本語翻訳なしで7割くらい把握できる
- 英語でLT(技術系)をする
- 海外の有名なカンファレンスで登壇する(もちろん英語で話す)
- 外資系企業に就職する
他にも色々あると思いますが下記に注意するといいでしょう。
- 全てのシチュエーションで英語ができるようになることを目指さない
- 特定のシチュエーション(ex. 技術系の英語スピーチ、技術系打ち合わせ)で英語を使えることは達成しやすいため
- シチュエーションを絞ることで必要な語彙力、語彙の分野が絞られるのでその方が効率がいい
- 完璧を目指さない
- 日本語が母国語である以上、英語をネイティブのように話せるようになるのは非常に難しいのは事実
- 小さく目標を設定し、継続して上達できるよう工夫するのがいい
続けることが大切
僕自身は英語の先生でもないし、語学の先生ではありません。
そのため僕がここでお話ししているのはあくまで目標設定、モチベーション維持についての話です。それは僕自身も英語の学習をしていて気づいたのですが語学の習得(特に日本人が英語を学ぶこと)についてはいかに継続していくかがポイントになるなと思っているからです。こちらは元Apple本社シニアマネージャで現在はセブ島で英語留学の事業をされている松井さん(@Matsuhiro)のツイートです。
英語学習って大雑把に言えばやること3つだけ。
1. 大量に触れる→多読多聴
2. 使う→会話、作文
3. 軌道修正→発音矯正、文法の確認などこの3つをグルグル回して行けば必ず上手くなる。
— 松井博@Brighturejp (@Matsuhiro) November 12, 2018
こちらを見てもわかりますが大量にインプット=>アウトプット=>修正 というサイクルをぐるぐる回すしかないわけです。簡単じゃん、と思いますがこれを続けるのって至難の技ですよね。なので僕はこれを継続してぐるぐる回せるような目標設定やモチベーション維持は非常に大切だと思っています。
もう少し具体的な数値で考えてみましょう。下記はENGLISH TUTORS NETWORKSからの引用です。
アメリカやカナダでの語学習得に関する事例、ETNの日本人Tutorの方々の経験等を総合すると、学習方法など時間以外の要素を無視して単純に時間だけを考えた場合、英語の習得には、一般的に3,000時間以上の学習が必要であるといえます。中学・高校6年間での英語の学習時間は、授業と自主学習を合わせても多くて1,500時間程度と想定されるので、それだけでは英語ができなくても当然といえます。これから英語を習得しようとするビジネスパーソンで、高校卒業以来英語にほとんど触れていない方であれば、単純に計算すると、 最低でもあと1,500時間程度の学習が必要ということになります。1,500時間とは、1日1時間学習したとすると4年程度、1回1時間の英会話学校に週2回通った場合、単純に計算すると14年はかかります。
1500時間という具体的な数字が出てきましたね。毎日1時間学習したとして4年かかるということです。これは普通の人は色々と工夫しないとクリアできないハードルでしょう。合わせて下記についてもぜひ把握しておきたいですね。
効率的・効果的、および集中的に学習することで1,500時間を短縮する事は可能だと思われます。逆に、非効率な学習方法の場合は当然これ以上の時間がかかる場合もあります。英語は、誰でも“継続的に”学習していれば、どのような方法でもいつかは必ずできるようになります。しかしビジネスパーソンとしてはそのような悠長なことは言っていられません。可能な限り効率的で効果的な学習方法で、学習時間を短縮することを考えましょう。
継続して学習していれば語学習得は可能、というのは非常に心強いですが、大事なことはやはり継続して続ける、ということにつきるようですね。
まとめ
英語が必要だと考える理由と目指す英語力についてお話ししてきました。
プログラマー、エンジニアには英語が必要です。ただ、それは完璧な英語力である必要はなくそれぞれにとって必要な英語力、目指したい英語力をしっかり設定した上でスキルアップしていくことがいいでしょう。
僕自身もまだまだ英語の勉強は続けているところです。これから英語を勉強をしようと考えているエンジニアの方々の参考になれば幸いです。
ちなみに僕が普段の英語学習に使っているアプリ情報は下記にまとめています!