独学でプログラミングを始める方におすすめの言語まとめ
- 2019.01.01
- プログラミング
この記事ではこれから独学でプログラミングを始める方に向けておすすめのプログラミング言語をご紹介します。
何を作りたいかによって言語を選ぶ方法もありますが、とりあえずプログラミングを始めてみたい方もいると思いますのでそういった方の参考になればと思います。
言語の選定基準
まずは今回紹介するおすすめの言語を選んだ基準などについてお話しします。ポイントは以下です。
- 業界内で注目されている言語であるか
- 初学者にとって理解がしやすい言語であるか
- プログラミングを始める際に環境構築がどれくらいかかりそうか
これらをポイントに独断ですが選定をしています。さて、一つ一つお話しをしていきますね。
業界内で注目されている言語であるか
以下は注目されているプログラミング言語の推移です(検索エンジンでの検索結果を集計し注目度に関するデータとしているようです)。
プログラミング言語はいくつもあります。用途によっても様々ありこちらのデータを見てもわかるようにトレンドもあります。そういった中でどの言語を始めに選んで学習をするかも大切な選定ポイントだと思います。
このグラフに出てきているような言語であれば概ね問題ないと思いますのでこれから学習を始めるにはちょうど良い候補になりそうですね。なお20位までのランキングは下記になりますので合わせてご紹介しておきますね。
初学者にとって理解がしやすい言語であるか
プログラミング言語によっては非常に理解が難しい文法等がある言語もあります。もちろん慣れれば、ということもありますが大雑把にいうとLightweight Language(LL言語)と呼ばれるようなPython、Rubyのような言語は短い記述かつ簡易な表現でプログラミングを行うことができます。
軽量プログラミング言語は、Lightweight Language(略してLL)とも呼ばれます。短い記述で処理を実現でき、手軽に取り扱うことができるプログラミング言語です。PythonやRubyはLLの代表格ですね。
LLはCやJavaなどを使うまでもないような、ちょっとした処理を書く際に利用するととても便利です。また、最近ではCPUの性能向上やメモリの大容量化に加えて、軽量プログラミング言語自身の速度改善なども積極的に行われているので、大規模な開発において活躍する機会も増えています。
LL言語とはいえ現在では大規模なサービスの開発でも利用されているため理解しやすくプロのエンジニアも利用している言語であることも選定の基準にしていこうと思います。
プログラミングを始める際に環境構築がどれくらいかかりそうか
こちらも選定のポイントにします。言語によっては利用し始めるまでに時間を要するケースがあります。
これらは初学者にとってプログラミングを始める前に挫折してしまう大きなハードルの一つです。そういった意味で、
- プログラミングを始める前の環境構築がどの程度時間がかかりそうか
- 環境がない場合に簡易なプログラミング環境などが提供されているか(ex. Web上など)
を確認し選定することにします。
例えば下記記事でも紹介されていますように最近は環境構築が不要でお試し程度で様々な言語をWebブラウザ上で試せるケースがあります。
そういった環境があるかというのも選定のポイント、という意味合いです。
おすすめのプログラミング言語
さてそれでは上述の選定基準にしたがって独断ではありますがおすすめのプログラミング言語をご紹介します!
Python
理由は下記です。
- 業界内での注目度も高い
- LL言語に分類され初学者にとっても比較的理解しやすい言語である
- PC上に環境構築することも容易でありかつWeb上でのお試しツールも数多い
Pythonは機械学習分野への注目度が高いことにより言語自体への注目度が盛り上がっていることもあります。
業界内での注目度が高いのはそれが原因ですが言語自体もわかりやすく扱いやすいことは確かです。さらにWeb上で試すことができるツールも数多く提供されています。
そのためPythonはこれから学習を始めるにもちょうど良い言語だと考えます。なおオンライン上でPythonを試すのであればpaiza.ioが良いでしょう、理由は後述の他言語についてもpaiza.ioであれば利用可能だからです。
PHP or Ruby
理由は下記です。
- 業界内での注目度も高い
- LL言語に分類され初学者にとっても比較的理解しやすい言語である
- 環境を構築する手間はあるが、ブラウザ上での実行環境も提供され始めておりハードルが下がりつつある
こちらについては賛否両論ありそうですね。RubyとPHPでどちらが良いか僕自身も迷いました、その結果どちらでも良いかなと思い両方を挙げました。
前述した選定ポイントを重視すると業界内での注目度の判定基準として利用したデータ上ではPHPの方がランキングが上です。
とはいえRubyも注目度は高いことに間違いはなく、特に一般ユーザ向けの大規模サービスでの利用事例も増えているためこれから始める方は好みで良いでしょう。
PHPでもRubyでもどちらでも問題ありません、共にこれから独学をするのであれば同様の理由でお勧めできる素晴らしい言語です。なおこちらもオンライン上で試すのであればpaiza.ioがおすすめです。
Javascript
理由は下記です。
- 業界内でも引き続き注目度が高く、これからも注目される可能性が高い
- LL言語に分類され初学者にとっても比較的理解しやすい言語である
- ブラウザがあれば実行可能で環境構築が楽
Javascriptはフロントエンドだけに限らず最近ではサーバーサイドでも利用されることがありこれからも注目され続ける言語であると思います。
さらに文法も比較的わかりやすくブラウザがあれば学習を始められることも初学者にとっては良いでしょう。
そのためJavascriptはおすすめかと判断します。なおこちらもオンライン上で試すのであればpaiza.ioがおすすめです。
あまりおすすめしないプログラミング言語
以下プログラミング言語はこれからプログラミングを学習しようとする方にあまりおすすめしません。
- C、C++
- Java
これらは素晴らしい言語ですが、初学者にとってはいくらかハードルがあります。
- 環境構築が手間なケースが多い(オンラインで試せるようにもなりつつあるが)
- LL言語と比較する初学者にとって理解が難しい文法となっている
一方で上述の注目度を見ると非常に高いことに気づくと思います。
業界内では注目度は高いのは確かですが多くの初学者がこれらの言語から学習を始めてつまずいた結果、プログラミングの学習に挫折することが多いのも事実です。
僕自身も学生時代にC++、Javaからプログラミングをはじめ、途中で挫折しエンジニア、プログラミングは自分には向いてない、と当時思ったほどです(笑) 就職活動の際にもエンジニアではなく営業になろうと就職活動をしていましたが、結果的に内定頂いたのはシステム系の会社だけだったためそのままエンジニアとなりました。
今ではエンジニアの仕事を選んでよかったと思いますがC++、Javaからプログラミングをはじめたことが挫折のポイントには確かです。そのため明確にC、C++、Javaを学ぶ理由がないのであればまずは本記事でおすすめした言語からまずは学習をするのが良いと僕は考えています。
まとめ
これから独学する方に向けておすすめの言語をご紹介してきましたがどうでしたでしょうか。
いくらか知識がある方にとってはなぜアプリ系の言語がないの?、と疑問に思った方もいるかもしれませんね。
もしアプリを開発したいという目的がはっきりしているのであればもちろんそれらの言語を学ぶことをおすすめします。今回は前述した選定基準に従って手軽に始められることを重視した結果のおすすめ言語です。
独学でプログラミングを学ぶ方に向けて下記記事でもおすすめ書籍、勉強法を紹介していますので合わせてぜひ。