レトロスペクティブをするときに気をつけていること
- 2019.03.30
- アジャイル
本記事では実際に僕自身がチームとレトロスペクティブをするときに気をつけていることをまとめています。
レトロスペクティブは何度もしてきましたがやはり気をつけないと時間切れになったり盛り上がりすぎてエキサイトしすぎたり、と注意していることが少しありますのでそちらをまとめます。
レトロスペクティブで気をつけていること
僕が気をつけている点は以下です。
- できるだけ事前に準備をする(KPTをするのであれば事前に入力を依頼する)
- 時間を意識する
- アジェンダを作る(だいたい毎回同じでいいはず)
- メリハリをつける
- すぐ結論が出そうなことはすぐだす
- 議論が必要そうな点が複数ある場合は優先順位をつけ進める
- 議論ができなかった点については次回以降に議論するリストとしてまとめておく
おそらくレトロスペクティブにKPTを利用しているチームは多いでしょう。
非常に手軽なフレームワークであり、整理をするには便利ですからね。
KPTで整理することができたとしてそれをどう議論していくか、というのは一つ大事な点です。
以降はある程度課題や問題点がリストアップされたときに議論をどう進めるか、というときに気をつけている点について中心にお話ししてみます。
すぐ結論が出そうなことはすぐだす
リストアップされた項目の中に、実はすぐに結論がでる項目というのはあったりします。結論がチーム内である程度明確である項目とかですね。
時間が限られている中で出来るだけ多くのアウトプット、決定事項を出していくためにもすぐに決まりそうな項目はさっと議論して決めてしまうのがおすすめです。
レトロスペクティブの時間は限られています。その限られた中でうまく結論を出していくために一つ大事な手段です。
議論が必要そうな点が複数ある場合は優先順位をつけ進める
リストアップした項目の中にはいくらかチームで議論が必要な項目もあるでしょう。簡単には結論が出ない項目ですね。
大事なのはそういった項目が複数ある場合のときです。全てを正直に全て議論をしているとどうしても時間はなくなっていきます。
すべて議論をしたい、という気持ちも理解できますが時間も限られていますしレトロスペクティブばかりしているわけにはいかないでしょう。そのためどの項目を今議論するべきなのかしっかり順位づけをする必要があります。
これは結構大事なことです。
レトロスペクティブの時間中にうまくファシリテーションを担当するメンバーがどの項目を今議論するべきかチームと相談しながら場をリードできるといいですね。
時間内に議論が終わらなかった項目についての扱いもチームで相談でいいでしょう。
項目によっては議論してもすぐにアクションプランが出ないものもあり、長期戦になることもあります。一方で少し別枠で時間をとってでもアクションを決めた方がいいときもあると思います。その場合はその判断もいいでしょう。その辺りはチームが決めることでしょう。
議論ができなかった点については次回以降に議論するリストとしてまとめておく
こちらは議論できなかった項目についての扱いです。
レトロスペクティブで議論できなかったらその項目は忘れないよううまく管理しておくといいでしょう。せっかくチームで議論して出てきた項目ですしね。まとめておいて次回のレトロスペクティブのときに議論するべき項目のリストとして参照するといいでしょう。
さて、本記事は以上です。
レトロスペクティブは上手に活用することでチームが成長するきっかけになる場です。うまく議論を進めることでいい時間にしていきましょう。
スクラムについては下記記事でもまとめていますので合わせてぜひ。